昨日ローマから帰って来た。
今回の主目的は某バンド演奏。行くまでいつどこで何をするかお聞きしていなかったステージは、とても素敵。閉館後のミュージアムを借り切り、テラスでディナーパーティ。夕陽に映えるローマの街並みを眺めながら食前酒をいただき、徐々に街の灯りが闇にともって行く景色をバックにおいしいディナー&演奏。もう非日常、別世界。
演奏時間外は観光。たくさん歩いた。毎日30℃以上。時計代わりに部屋で付けていたテレビのニュースチャンネルでも、連日「今日は暑いです」らしき放送を流していた。
普段は髪をおろしたまま生活しているが、それで歩いていると暑さで死にそうになり、急遽ホテルの鉛筆にご登場願う。お写真参照。
そうしたら、首がどかた焼け。今、肩との間がきれいに紅白に分かれている。
行きがかり上、メンバーの中で私がガイド役となる。でも事前に研究してきた訳でもないので、即席。
私「ではまずヴァチカンに行ってしまいましょうか」
メ「いいねー。どのバス亭で降りるの?」
私「わかりません。川を渡ってそれらしきものが見えてきたら降りましょう」
私「次はパンテオンに行きましょう」
メ「パンテオンって何?」
私「えーと、古い建物です」
少しはガイドらしい発言もしてみた。
私「この教会は、カラヴァッジョの絵が有名です」
メ「カラ・・・カラ?覚えられないなぁ」
私「うーん、では、どなたかに聞かれたら『カルパッチョ』と言ってみて下さい」
メ「カルパッチョって何だっけ?」
主目的を終えてからは、少し延泊して一人旅。浴衣で歩いていると街の人々が喜んでくれる。「これは浴衣と言って、夏専用なのよ」とお教えすると、興味深そうに生地に触って来たりする。
夜は、どこかピアノを弾けるお店でもないかな、と思い、ホテルフロントに、「この辺りにジャズバーとかピアノバーとかないですか?」と聞くが、知らない様なので、隣接するホテルに聞いて回ると、3軒目でトレビの泉近くのお店を教えてくれた。行ってみると、ちゃちなエレピではあったが、せっかくなのでちょっと弾かせてもらう。テーブルに戻ると、隣の席のアメリカ人ご家族がイタリアビール「ナストロアズーロ」をごちそうして下さる。ラッキー。
他にも楽しい事はたくさんたくさんあったが、ダイジェストで!
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