nearer my god to thee

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野良青年団、という名前をこのバンドに授けてくれたリンさんが去りました。当時、私は大学を出ても就職しておらず勉強をしていましたから、確かに野良生活を送っていたし、久保君も仕事はしていたけれど、野良生活に変わりがなかった。なんじゃそりゃ?と思うとともに、確かにね、と思ったのを昨日のことのように思い出します。野良はNOLA(New Orleans, Louisiana)だ、というこじつけも、当時なんとも思いませんでした。20年以上前の話。最初にハブ浅草にあがらせてもらった野良青年団は、私と久保以外は今のメンバーではなく、寄せ集めのバンドでした。それでも自分のバンドでハブに登場するのは楽しかった。それから少しして、もう一回でる?とお誘い頂いたとき、今のメンバーを集めて、「野良青年団」を名乗ったのが、このバンドの始まりです。そこからずっと、リンさんは表に影に、いつも「久保がうるさい」「清水がわけわからん」「梶はベースをひけ」とか辛口なことばかりぶつぶつ言いながら、それでもライブにもたまに来て一緒にちょろっと演奏してくれて、「今日はよかった、もう帰る」とか言って、応援してくれました。昔ほど活動はできなくなったけれど、それでも野良が今もいるのは、リンさんが授けてくれたものに支えられている部分がたくさんあります。リンさん、野良は讃美歌とかできないからな、とか言って辛口評価でしたが、いつも一緒に演奏したのは讃美歌でしたね。だから、我々からあなたに最後に送る曲は、讃美歌です。天国でも沢山、陽気なピアノを弾けますように。

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