トルコ便り

昨日トルコに着いた。日本を出てから同じ服で3日目。
事前に旅行会社より、「途中パリでチェックインする時、 荷物はトランジットのイスタンブール止まりではなく、アンタルヤまで行くことを確認しておくと良いですよ。」 と言われ、その通りにした。 また、イスタンブールでは念のため、インフォメーションカウンターのお姉さんや、 その辺りを歩く空港スタッフにも確認した。したした。
で、アンタルヤでぐるぐる回る荷物の中に、私のスーツケースはなかった。
Baggage claimのおばさんに聞く。
「今イスタンブールにあるよ。」
やられた。。。
事務局を置いている巨大ホテルは、敷地内で必要最低限の暮らしは出来るが、ちょっとしたお買い物をしようとすると、どこか町に出ることになる (他に何もないところにホテルがどーん、と建っている)。
トルコ人運転手に、「急いでいるのだけれど、○○町と△△町、どちらが近いかしら?」 と聞くと、「どちらも大体同じだよー。」と答える。前、40分かけて○○町には行ったことがあるので、 せっかくなので△△町に行く様お願いした。
15分で着いた。
彼等の時間感覚はこんな感じ。
事務局では、現地の方と話をする時のために、ローカルスタッフを雇用している。以下、トルコ人運転手さんに連絡を取れたか、と、ローカルスタッフに確認したときのやりとり。
ロ”ノー。ヒー イズ プレイング.”
私”Playing what? Baseball(バットを振るジェスチャー付)?The vilolin(弾くジェスチャー付)?”
ロ”Not playing. Praying for God. He is in the mosque”
ちょっと恥ずかしかった。
さて、その運転手さん。 数人いるのだが、最も頻繁に運転をお願いする人は、とても無愛想。 また、英語を話さない。コミュニケーションを取りたいなぁ、と思っていたら、ある日、運転中に小さい声で歌を歌い始めた。今だ!と思い、手を喉の辺りに当てながら、”Good voice!”と言ってみた。彼は分からなさそうな顔をしていたので、いいのいいの気にしないで、と、会話(成り立っていないけれど)を終わらせた。
しばらくすると彼は、運転しながら私に携帯を渡した。出てみると、配車担当のホテルマンが、 「何かご要望ですか?」と聞いてきた。
私「リクエストではないの。お歌が上手だな、と思って。」
ホ「ははは!うちの運転手は皆、歌がうまいんです。」
無愛想な彼は、私が何かリクエストしたと思って、ホテルに連絡を取ってくれていたのだ。感動。
出張最後のお仕事は、偉ーい方の随行だった。朝からの所用を終え、ではお土産でも買いに参りましょうか、という所で、 数日前から体調を崩されていたその方は、お具合が優れない様子。 お土産は、もうこの後買うタイミングはない。という訳で、その方のお買い求めになりたいものをお聞きし、タクシーを呼び、行き先を運転手に伝え、お先にホテルにお戻りいただき、こちらはお土産購入を済ませて(ついでにちょろっとお散歩して)から帰った。
その方の分のお土産をお持ちし、お部屋へ伺った所、
「ありがとう。良い体験をしたよ。1人でタクシーに乗るのは人生で2回目なんだ。」
ももももしかして、私、とんでもないことした?!

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