(シドニーベシェ著「Treat it gentle」、第7章「北の道」より)
音楽家は、自分の音楽に多くを求め過ぎるのかもしれない。自分が求めたいものも、求めなければならないものも。
だが、やがて誰にも演奏をやめなければならない時が来る。そして、すべてを失う。
一晩だけか、老歳のためか、なんであれ、やがて演奏できなくなる時が来る。その時、それに耐えられるだろうか?
私の答え、それは他人に与えることだ。人生をかけて与えること。自分の音楽を見つけて、与え続けること。
神は欲し過ぎる者に罰を与えるが、与えすぎる者を罰することはない。
他人に与えることができたもの、それが貴方が持てるすべてなのだ。
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